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ケロイドとは、傷や火傷の後が治る際に、皮膚が赤く引っ張られてみみずばれのような状態になることを言います。

ケロイドは傷の範囲を超えて大きくなっていく性質も持ちます。予防接種のBCG注射の後が赤く膨れ上がっている状態や、手術痕がミミズ腫れのように赤く膨れ上がった状態を見たことがある方も多いでしょう。今回はケロイドと脱毛の関係についてご説明します。

ケロイドと脱毛の肌トラブル

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ケロイドのできやすさは体質と関係しています。傷や火傷の跡が治る時、人間の細胞は傷を埋めるためにコラーゲンを大量に作り、傷を埋めていく作用が起こります。

この傷を埋める組織を肉芽組織と言います。肉芽組織が作られる際に強い炎症やアレルギー反応が起こることで赤みやミミズ腫れができ、ケロイドになるのです。

痛みやかゆみが生じることもあり、足の関節にできると歩きにくくなるなど身体の動きを制限してしまう事もあります。

ケロイドは白人に少なく、黒人に多いという結果があり、体質と関係しているという事は分かっていますが、はっきりとした原因は未だわかっていません。

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ケロイド体質の方が脱毛を行うと、光やフラッシュの熱い光を浴びることで肌が反応し、皮膚がピンク色に変色したり、ブツブツと突起したり、炎症を起こしてケロイドになってしまうことがあります。

そのため、脱毛サロンや医療クリニックではカウンセリング時にケロイド体質ではないかどうかチェックされることがあります。ケロイド体質である場合は脱毛を断られることがほとんどです。

脱毛を行った際に肌トラブルが起きやすいと判断されるため、断られてしまうのです。ケロイド体質の方は脱毛サロンでは脱毛できないと考えた方がよいでしょう。

ケロイド体質が脱毛できるのは

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ケロイド体質の方は、脱毛サロンでは脱毛できません。

医療クリニックでも断られることが多いですが、医療クリニックの中にはケロイドを治療しながら脱毛ができるところがあります。医療クリニックは医師の診断を受け脱毛を行っているので、ケロイドだけでなくアトピー性皮膚炎などの肌トラブルを抱えながら施術を受けている方が多くいます。

ケロイド部分をテーピングなどで隠しながら脱毛するクリニックや、ケロイドの治療を行いながら脱毛するクリニックなど、その病院によってケロイドの扱い方が異なっているので事前に調べて受診するようにしましょう。

また、ケロイドの治療を行いながら脱毛するというクリニックでは、通常の脱毛料金よりも費用が多くかかってしまいます。治療と脱毛に入る前に料金面の確認を忘れないようにしてください。ケロイド体質は脱毛できないとあきらめず、医療クリニックにアクセスしてみることが大切です。

ケロイドを作らないためには

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ケロイドを作らないようにするためには、傷を作らないことが大切です。

消毒液を使わず、傷口を水で洗い流し、キズパワーパッドを貼って自分の力で自然治癒できるように処置することが大切です。

消毒液を使うと、皮膚の正常な部分もダメージを与えてしまい、ケロイド体質の場合は傷口を広げてしまう恐れがあります。傷口から出る侵出液を利用して、自分の力で傷を治すことがケロイドを作らない一番の方法です。

万が一ケロイドができてしまった場合は、病院で治療を受けるようにしましょう。病院ではケロイドの状態に合わせてステロイド薬の投与(ステロイド注射)、トラニストの服用、色素レーザー治療、シリコンジェルシートの塗布の治療を行います。

重度の場合はケロイドを切除し、切除後に放射線治療を行うこともあります。ケロイドは自己判断せず、できてしまった場合は専門の病院できちんと治療を受けるようにしましょう