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脱毛は1度施術を受けて終わるものではありません。全身の毛の約2割が表面にでていて、8割は皮膚の下に隠れています。

毛は発毛サイクルによって、産まれては伸びて抜け落ちています。すべての毛を脱毛するためには、発毛サイクルを理解した上で、一番脱毛に効果的な時期に、数回にわたって施術を行う必要があるのです。

発毛サイクルについて

発毛サイクルとは、毛が生えて自然に抜けるまでの周期です。毛周期といいます。ムダ毛は身体の約3分の1の毛が表面を覆っており、残りの約3分の2の毛は、表面の毛が成長して抜け落ちるのを待っています。

発毛サイクル=毛周期は、「成長期」「退行期」「休止期」に分かれており、部位によって多少の違いはありますが3ヶ月に1度の割合で新しい毛に生え変わっていきます。脱毛は、発毛サイクルの中でも「成長期」に施術を行う必要があります。

「成長期」は、毛の発育が良い、育ち盛りの毛が生えている時期です。毛を作り出す組織である毛乳頭や毛母組織の活動が活発で、毛細血管からの栄養素を取り入れてぐんぐん毛を成長させています。この成長期に、毛の毛乳頭や毛母組織に刺激を与え、弱らせ、組織を破壊することで脱毛を行なっています。

「退行期」は毛が抜け落ちる時期です。毛乳頭や毛母組織の働きも弱くなり、自然に毛が抜け落ちます。この時期に脱毛をしても全く効果はありません。

「休止期」は、毛がすべて抜け落ちて、皮膚の中で新しい毛が誕生している時期を言います。毛乳頭や毛母組織に栄養が集まり、新しい毛が生え始める時期です。

人間の体毛はこの発毛サイクルを繰り返して常に新しい毛が生え、古い毛は抜け落ちています。発毛サイクルの中で最も良い「成長期」に施術を受けて効率よく脱毛を行なうようにしましょう。

毛の種類によって違う発毛サイクル

発毛サイクルと共に、知っておきたいのが毛の種類です。毛の種類によって発毛サイクルが異なり、毛は主に「性毛」と「無性毛」に分けられます。

「性毛」とは、ワキ毛やアンダーヘアなど成長期に伴って生えてくる毛のことで、男性の場合は胸毛やヒゲなども含まれます。特徴としては、毛が太く濃く、生えている向きがバラバラです。発毛サイクルも長めのため、脱毛までに時間がかかります。

発毛サイクルは、ワキは約4ヶ月、アンダーヘアは1年~2年です。

「無性毛」とは、髪の毛や眉毛・まつ毛、手や足の毛など子供の頃から生えている毛です。特徴としては毛が細く、一定方向に生えています。

脱毛の対象となる部位の毛は毛のサイクルが短いので、脱毛の効果も出やすく性毛に比べたら短期間で脱毛が完了します。発毛サリクルは、手足は4・5ヶ月。顔は約2ヶ月です。

発毛サイクルが長いほど、脱毛期間も長くなってしまうので、その点も考えながら脱毛のスケジュールを立てる必要があります。

発毛サイクルと脱毛間隔

発毛サイクルが早い手や足などは4・5ヶ月ほどで生え変わるので、脱毛を行なうための毛の成長期を狙う場合は1か月~1.5カ月の間隔で施術を受ける必要があります。一方、発毛サイクルが長いアンダーヘアは1年で生え変わるので、脱毛は3ヶ月に1度の間隔で施術を受ける必要があります。

本来ならば、部位別の発毛サイクルに合わせて施術を受けることが効果的ですが、そうすると手足の脱毛は月に1回の割合で施術しなければならず、スケジュール管理が大変です。

体毛は、表面に現れている毛が20%であることから、施術1回につき脱毛できる毛は20%です。そのため、部位別にバラバラの発毛サイクルを平均して2~3ヶ月に1度の間隔で施術を受けることが一番よい脱毛間隔と言えるでしょう。スケジュール管理がしやすく、数か所の部位を一度に施術することもできます。

脱毛サロンや医療クリニックから2~3ヶ月に1度の間隔で脱毛するように指示されるのは、上記の理由からです。